竹屋さんと原田左研の関わり
竹は日本全国で200種類あるとされ、見分けがつかないくらいの品種が存在するそうです。古来より、伝統的な建築材料として真竹が使用されてます。真竹は肉薄で弾力性があり耐久性優れてます。よくある「もうそう竹」と真竹を比べると、肉厚なのにぽきんと折れコシがない建材には不向きな竹といわれてます。これは竹の素性ですし、真竹しか建材には使用していないのです。さらに、原田左研は真竹の中でも、4~5年モノの竹を選びます。良い具合に育った竹です。目利きできるようになるには熟練技術と言っても過言ではありません。
東京のお弟子さんも、竹山で竹の知識や選別を教え学んでおります。

木(杉)は30年~60年かかるのに。竹って4年で建築材料になるから凄い!伐るのは木六竹八といって、昔から木は6月・竹は8月に伐ると良いと言われてますね。先代の時代から、8月には毎年収穫してたけど、今は温暖化で11月にずれ込んで収穫してます。季節がずれても以前と品質に差は無いんですけどね!竹を伐る時は「新月伐り」って言って、満月と新月の影響で植生が伸びようとするんですよ。
新月の1週間手前で伐るとで、虫がつきにくいと昔の人から言い伝えられてて、僕も新月伐りを試しているけど…まだ、わからない!1、2年若い竹は虫が食う!
東京の弟子と一緒に、竹やさんと山に行って、2年モノとか3年モノの区別が出来るように素材を一から勉強させてます。
はぁー大変!