土の魅力とは、身近にあって、そして、気がつかなくて、昔からとても大切なモノ。この土を漆喰と混ぜ合わせることで、お互いの良い性質を発揮しあってきた。土だけで壁を作ると、ぼろぼろと崩れる。だから、昔から漆喰を混ぜることで調和し硬化使われてきた。私の土漆喰は丁度良い色々な表情を作りだし豊かに明るくなる建材を目指している。地元の土を使うと、何か「ほっ」とさせる安心感を与えてくれる。それがいいと思うのだ。


マンション室内に土や漆喰が塗られることで、今までにない生活となるでしょう。空気感が違います。壁紙クロスのお部屋の張替え時期がせまれば、土漆喰壁も検討してみるのもいかがでしょうか?ほんの小さな壁一面だけでも施工は可能です。新築のマンションでも勿論施工できます。調湿の良い部屋となることで、自然の風合いを楽しみ、さらに様相を変えながら、塗り重ねていくのいかがでしょう。


 戸建ての新築には何でも現代風にアイデアを駆使出来るところが良い。土は自由に変形しモチーフになる。木の柱は自然素材として風情をまし、土漆喰の相性はとても良く断熱性能がまします。土漆喰は調湿性能が木材の3倍もあります。人に優しい建物を考えると。土と暮らすことはシンプルに良い事です。土漆喰を壁だけでなく土間に使用してみるのもいかがでしょう。今、流行っているんですよ!


お客様との話の中で創作意欲はどんどん感じ。生まれた壁の名は、「地層壁」物語は、左官職人達とお客様の出会いから。両者の心を繋ぎ合わせ完成する頃には、「感動が増幅する壁」になる。これまで、様々なユニークな壁を提案してきました。いつも、それぞれの現場でお客様との調和により創り上げられてきました。単純にカタログから選ぶのではなく。その場で出来上がる。。。物語の始まりなのです。


文化財保護はますます活発化してます。知識を学んで知恵とし、経験を積んで伝統となる。伝統は師匠から代々と受け継がれ、伝統を進化してこそ、「本来の職人」となります。人材不足と言われますが。若いやる気のある方々は増えてます。これからの文化財保護は「職人の繋がりを大切にしてこそ」と考えています。現在、多くの県外の職人さんとお仕事しております。その考えを、若いお弟子さん達には、生涯を掛けて伝えていきます。